「日本語の文章術」まとめ その2

絶版本をまとめる喜びは、化石発掘のそれに似ている。すでに販売がされていない本に触れ、理解し、他者に伝えるという過程が、土に埋もれた化石を掘り出し、時間を越えて他者の前に表すことと類似しているためだろう。

なんて、「書き出しのセンテンスは一行で書け」という方法を実践してみました。今回は、奥秋義信の「日本語の文章術」まとめの第2弾です。

日本語の文章術―文章の書き方百科 小論文からビジネス文まで 日本語の文章術―文章の書き方百科 小論文からビジネス文まで
奥秋 義信

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上手な文章構成

著者は、単純な構成の文を作ることで伝わりやすく書くことができると主張します。

構成要素となる基文が単純明快であれば、よほどの“設計ミス”がないかぎり、文章全体が分かりにくくはならないはずです。単純な文とは、どのような構成かといえば、<主語+述語>という形です。

一つの語句には、一つの形容と心得てください。・・・形容の言葉というのは、控えめ、控えめに用いたほうがよいのです。二重三重の形容語句は、ただ感動を弱めるだけではありません。同時に“長文”の原因ともなることは、おわかりのとおりです。

この部分からは、適切な形容詞を持っておくこと。つまり語彙の大切さを考えさせられます。また、目新しい言葉を使って、飽きられることについては

文章にも、時代を超えた美しさというものがあります。それは普通の言葉、普通の言い回しにほかなりません。

書き出しは“短文”で

夏目漱石の「我輩は猫である」を例にしながら、文章の書き出しについて話しは進んでいきます。

平易な言葉を用いたら、内容が安くみられるとでも考えるとしたら、大変な心違いです。むしろ、内容をしっかり理解すればするほど、整理すればするほど、やさしい言葉で表すことが可能になります。自分の頭でかみくだいた言葉を使えば、書かれたものは自然にやさしくなるのです。

長めのセンテンスにしたのでは、短文でたたみかけられる切れ味が出てきません。二つに分けることによって、歯切れよく短い文を重ねていくことが実現するわけです。当書では、これをたたみかけ効果と呼びます。・・・書き出しのセンテンスは一行で書け。そして頭の三行で読ませろ。

書き出しをたたみかける書き方は、何度も例が出てくるので、ブログでもぜひとも使ってみたいです。

関連エントリ

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