別れと命を燃やすこと

昨日は職場の送別会だった。

別れは寂しい。日々の生活の中から、その人の存在が消えて、これまで交わしていた言葉ややりとりが無くなってしまうのも悲しい。

送別会で色々な挨拶をききながら、「僕はどんな風に出会ったり別れたりしていきたいんだろう?」と考えていた。

ひとりが「出会った人とのことは、きっと死ぬまで忘れないでしょう。新しい場所でもがんばってください」と挨拶をした。

それを聞いて「確かにそうだな」と腑に落ちた。

思い出すとか、がんばって忘れないとかじゃないんだよな。意識できるように、言葉で言いあらわせるように“努力する”必要なんてないんだ。

もう刻まれてしまっている。死ぬまで残ってしまうのだ。その人と過ごした時間は。

もしその人の一部を大切にしたいなら、置いていかれる僕は自分の命をしっかりと燃やすしかない。

やはりきらめく世界を思い出す。

「とても深い海の底に連れもどされるのが怖いの」

『大丈夫。君は溶け合って僕になる。

 どこまででも近くなってただその命を燃やすんだよ。』

             (メレンゲ「きらめく世界」)

その人の影響は、僕が生きている時間、確かにこの世界に存在するのだから。

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